子どもの歯列矯正をするのがステイタスと言われたりしますが、本当は、なるべく矯正の必要がない、ととのった噛み合わせだったら、もっといいですよね。一般的に、0歳から3歳の子どものお口は、持って生まれた条件はもちろんありますが、正しい噛み合わせ、よい歯並びに成長していける可能性を持っています。それを応援できるのが、毎日のお家でのお乳のあげ方、離乳食の食べさせ方、寝かせ方などの小さな習慣の積み重ねです。どれも、ひとつひとつはシンプルな、わかりやすいことばかり。6000人以上の子どものお口を見てきた現役の歯科医師が、「そんなこと教わらなかった」「もっと早く知っていれば」という保護者の声の多さに、少しでもヒントになってくれれば、という気持ちで書いたかわいいイラスト入りの『口育(こういく)』の絵本です。